ひかりぷろじぇくと6V⇒12V化


 そもそもライトの光不足に悩まされ、車検の都度検査官には「暗いなぁ〜っ! !」と指摘され、今だライトテスターをまともに一回でクリアしたことのないXL500Sに、以前から機会があればと考えてはいたのですが、電気に疎い私としては実行すべきか現状に甘んずるべきかと躊躇していた矢先に、MOCの会員である「ふぁみおさんがXL250S購入」。 しかも彼が「簡易ひかりぷろじぇくと」を遂行中であることが判明。
兄弟車であるXL250Sと500S。 可能性の検証として手始めにXL500Sの配線図を送り、500の配線図ではあるものの250Sでの可能性有りとの情報を頂戴致しました。

 その後ふぁみおさんより水面下で驚くようなスピードで頻繁に試作状況を連絡して戴きました。
その中からさまざまな問題点や留意点を教えて戴きました。
500Sでもイケルとの判断でぷろじぇくとを進めました。
と言っても、草地に作ってくれたふぁみおさんのあぜ道を、のこのこと通る立場の私としては、苦労も創意工夫もさほどしていませんけど。

※ まずは現状分析・・・・・ほんとに暗いの?
                     
                指定工場の計測機械にて            車検合格ラインは150なんでギリギリ
                                             私がXLに跨り、サービスマンが撮影。
                                             画像がぼやけていてすみません。
                                             体重で光軸変化するので、私はカメラ
                                             操作は不可でした。  (かなり全開気味。)

《 1ステージ・部品の調達 》
 まずはパーツの取り寄せからはじめました。
 バッテリーは古河のFT4L−BS。(12V3A)
今回ライトやウインカーのバルブのワット数の増強の為に薄い形状では心もとないという素人の判断で決めてしまいました。

古河電池製。古河互換形式[FT4L-12B]
                      
GS[GT4L-BS]。日立・新神戸[KT4L-BS]
仕様 密閉型バッテリー。電圧:12V。容量:3Ah(10HR)。
寸法(mm) 長さ:113/幅:70/高さ:85。重さ:1.5Kg。
端子:ボルト・ナット式。電解液付き。


 レギュレートレクチファイヤーは、新品をオーダーしました。
ホンダ販売店のパーツオンラインで在庫を確認。 即発注したのですが、10日位かかりました。
ヘッドライトのレギュレターは在庫無しのB/Oとなってまして、概ね3週間近くかかりました。
これはB/Oでしたので、注文を受けてから作るというレベルなので、中古品が見つからなくとも落胆しなくてすみそうです。
但し、中古品のショップでは新品同等それ以上の価格をつけているようなので、注意しなくてはなりません。

 ウインカーリレーが秋田では見つけることが出来ず、結局ふぁみおさんの同僚の方をも巻き添えにしながら買い求めてもらいました。
あと所持品のバルブ類も合わせて頂きまして、メーター廻りのミニ球は活用させて戴きました。



《 2ステージ・部品の取付け  》
左画像、キタコウインカーリレーの取り付け
中央画像、6Vレクチファイヤーの取付け状態、
右画像、12Vレクチファイヤーの取付け

● 問題点1=右フレーム側とかの問題より、後にヘッドからの放熱量に多大な影響を感ずることになろうとは・・・・・・・。
● 問題点2=ウインカーリレーに邪魔され、右上部に追いやられた形で12Vレクチが取付けられてますが、ご覧になって分かるように
          タンクのマウントゴムの前に取付けられた為に、タンクが取付けられません。(雄粗末〜っ! !)
                   



《 3ステージ・暗中模索????? 》
左画像、やむなくキタコウインカーリレーはバッテリーの場所まで後退。ヘッド上部の熱とは比較にならないが、やはりシリンダの後方は気      になるがこれといったスペースも無く遮熱プレートを検討中。
中央画像、追いやられたバッテリーの行き場所見っけ。   なんと固定用ベルト付きでした。
右画像、バッテリーオンはこんな感じです。
                   



《 4ステージ・仕上げ 》
完成したらこんな感じ・・・・。
左画像、パンパンになったお握りBOX。 この中にスペアとして各レバーとプラグも入れてます。
中画像、12Vレクチとカプラーは2個と1個に分けてスペース確保。。
右画像、ライトテスターの答えは・・・・・・。 なんと256でした。 約4000rpmあたりでの数値です。アイドルでも150前後をマーク。
左下段画像、横から観ればこんなもの。このケースにバッテリーを入れるのが、車輌法の禁止項目にあたるかは不明です。
                   




   平成22年4月の車検時のトラブル

      ライトテスターの光軸を調整し、陸運支局のU車検に臨んだものの、事前検査の段階で、ウインカー点滅の際に尾灯の電気が
      引っ張られる為か、
ウインカー点滅毎に明るさが増減するとの指摘を受けてしまいました。
      
      今回、限定車検証なるものを交付してもらい、後日、再検査にて合格。

      対策@  尾灯への電源に対しリレーを介して電気抵抗を減らそうとしました。
      対策A  バッテリーの大型化 (現行3A→6A)

      対策B  ウインカーのワット数を低いものに交換しました。
      対策C  アース不良箇所の抽出とバイパス加工処理。

                    
      尾灯用リレー                151o(L) 87o(W) 93o(H)          バックのサイズ目一杯に装備
 



《 番外変? 》
左画像、無理くり入れてサイドカバーで蓋した場合。 右上の差込部分が浮いてきてます。
中央画像、12Vレクチの行き場所を模索してた頃の思いつき。配線モロダシ。悪戯してくれと言わんばかりの状態でNG。
右画像、何故かタンクマウントゴムのカラーが擦り減ったのか、くるくる回るくらいガタ有り。 何故?????

             



この度のぷろじぇくとでお世話になった方達。
ふぁみおさん(MOC・ひかり会)
Casper-01さん(MOC・ひかり会)
千葉千●さん(XL250Rパリダカ配線図提供)
北浦オートサービスさん(パーツ注文)
栗沢ホンダモータースさん(着磁処理)
笹渕自動車整備工場さん(ライトテスター)
総合電装サービスさん(アース不良・リレー)

多数の方からお世話になりました。
色々とありがとうございました。