2000年・夏。 お盆休みに前休みをくくりつけ、りちゃあど得意の大型連休を無理やり作って、モトラのツーリングマシンとしてのポテンシャルの検証と、の〜んびりと久しぶり北海道を走りたいと思ってました。
なんたって、北海道は「試される大地」と云うくらい広大なテストコース。 「試されるモトラ」としては申し分無いぞっってことですね!!
さてさて、ポテンシャルといっても走行性・操安性・耐久性(高回転域・時間的ロンク゛ライフ?)・快適性・経済性の検証。
メーカーはモトラをツーリングマシンとは考えてはいないと思うのだけど、今回はあくまでもツーリングマシンとしての適応性がすべて。
ハンターカブの一族として、CTの名に恥じない走りが出来るのか、おおいに楽しみではある。
目的地としての場所は、NSTC(日本ソロツーリングクラブ)の在道クラブ員主催のキャンプ会が催される、札幌近郊の「南幌町」に決定。
集合日前には北海道を満喫するべく、単独行動にて羊蹄山でも見ながら、のんびりと温泉にでも浸ろうかと思います。
そうそう、真狩村の有名人の像も尋ねてみよう。
北海道ツーリングの現実は?
※ツーリングレポートなんか興味ない方は、下の画像でお楽しみ下さい。 いっきに画像へ
朝5時すぎに目を覚まし身支度をして、早速フェリー埠頭に向かう。 天気は上々、風もなく最高のツー
リング日和と思われるくらいの、絶好の天候ではある。
フェリー埠頭までは自宅から数キロの距離。あっという間に到着したら、船はすでに埠頭に到着していて車がひっきりなしに降りてきていた。
出航の時間までは余裕だし、まずは乗船手続きをしなければ・・・。
ようやく手続きを終えた後は乗船指示を待つのみ。 何をする訳でもなくただ時間をつぶす。
30分も過ぎただろうか。 係員の指示どおり船の二階の部分へモトラを格納すべく、車両乗船口のアプローチの坂を登ろうとした際、ん?パワーが足りない?!!
1速は当然問題ないものの、2速では車重と荷重さらに私の体重と、三重苦を強いられたモトラの心臓は、かなりの負担となってしまったようだ。 こんな調子で北海道の走りに大丈夫かと、多少不安を覚えつつ。、船内に何とか登りつけ、甲板の船員の指示に従い指定の場所にモトラを移動する。
移動したまでは良かったのですが、係員の話だと、何と括りつけた荷物を降ろしてくれとの話。
これには私もがっくりでした。 フェリーに乗船して今だかつて荷物を降ろした事も無かったし、下船の際にまたまた一から括り付けるのかと思うとうんざりの気持ちでした。 (おいおい先行き不安な予感が・・・・。)
やむなく荷物も降ろしたので船室に移動し、割当られた席に着いてからは、とりたてて何もすることもなく出航の6時半すぎの時間を待つ。
定刻だ、船は汽笛を鳴らしいよいよ秋田港より離れていく。 見慣れた地元の男鹿半島を海から観光とばかり30〜40分はデッキでぼんやりと過ごす。
船室に戻ってからは、早朝の支度であったこともあってかいつの間にやら眠ってしまった。 目を覚ましたのは14時過ぎであったろうか、一旦デッキに出て日本海の風の心地良さと広さを感じる。
夏の海でもとりわけ今日は「なぎ」の状態で、船も揺れることも無く穏やかに滑るように苫小牧を目指す。
あ〜ぁ、快適そのもの!!
いよいよ約10時間の船旅も終え、船はようやく苫小牧東港に横付けされた。
嫌々ながらも荷物を括り、下船することとなった。 やけに寂しげな苫小牧東港のフェリー乗場を後に、早速いつも立ち寄る支笏湖のポロピナイキャンプ場を目指す。 途中、日没間際の苫小牧市内のいつものコンビ二にてビールと食材を購入後、今晩のねぐらまで一直線に走っていく。 苫小牧市内から支笏湖までは直線のやや登りの感じで、鉄馬モトラも荷物の重さを感じつつ、快調に走っていく。 ここで一つ問題発生。 いわゆるモトラには燃料計に照明が無いのである。 予備コックも無いので、使い切ったらアウトです。 きっと設計者は、モトラでツーリングする奴はいないと決めていたのか、装備することを省略したようで、なんとも実に不便なもんだ。
もう完全にメーターは識別出来ないくらい薄暗くなってしまってるが、この距離では問題は無さそうだ。
苫小牧市内から40分も走っただろうか、ポロピナイに着いた時には、さすがにあたりは真っ暗で、モトラのライトを点けてテントを張ることとする。 今夜は北海道上陸の初日という事で、独りビールを飲みながら支笏湖の湖畔の波音を楽しむ。
8月11日
朝6時、ポロピナイを縄張りに持つ、カラスの鳴き声に起こされるかたちとなった。
早朝からカラスのはびこるキャンプ場は、おおむね早起きをさせられる始末。
キャンプ場のカラス情報なんかも、今度は事前に調べる必要があるようだ。
テントからおもむろに出ると、キャンプ場の上空の雲は多少怪しげではあるものの、何とか雨はとりあえずは降らない感じにまずは一安心。
朝食を軽くすませ、出発の準備を完了したのは9時にもなっただろうか。
対岸の樽前山に雲が立ち込めていたのでやはり雨は降るかなと思いながらも、湖畔を20分も走った頃から、雨はぽつりぽつりと降り始め、あっという間に路面は濡れてしまった。
この空模様じゃーしばらくは晴れないだろうと諦めて合羽をつけて走ることにした。
まずは苔の洞門を観光した後、湖畔をマイペースで走り終え、いよいよ美笛峠にたどり着く。
平坦な道においては、モトラでも加速は多少かったるいものの、何とか速度は60キロ強は出る。
問題の坂道は、荷物を積んで一度も試したこともないけど、覚悟を決めて駆け登って行く。 ん〜ん、やはり最初は50キロ位でも持ちこたえながら登っていたものの、やはりじわじわと落ちていくではないか・・・・。 やはりモトラといってもこんなもんかと、半ば諦めながらも何とか30キロ位は最低でも維持しながら、トコトコと美笛峠のコーナーをこなして行く。 こんな速度であれば、四輪からみればかえって抜きやすい状態だろうなと思いつつもアクセルは全開。 気持ちとは裏腹に終始速度は30キロ。 エンジンはあえぎ、私はミラーをにらむという状態を数回繰り返してやっとこさ峠を登って行く。
難所として留意していた美笛峠の頂上付近にはトンネルがあり、まずはそのトンネル前にたどり着く。 ここを抜けると後は下り坂。
モトラにとっては最後の難関? 後続車に抜かれないよう、アクセル全開で4分ばかり走ってなんとかトンネルをクリア。 出てからは雨もあがり、日も照らしはじめていたので、合羽を脱いで気分一新。 後は楽々スピードで四輪を時に押さえつつ、ハンドリングの悪さをカバーしながらも、パワー不足の世界からはまずは何とか抜けでたこととなった。
15分も走っただろうか、R276「道の駅フォーレスト276・大滝」が目に留まり、すかさず駐車場へ横付け。 近くにいたオニイサンがいきなり指さして、「モトコンポッ!!」って叫ばれても、違うっちゅーに!! これはモトコじゃーなくて「MOTRA」っていうんだと教えてやりたかった。
とりあえず建物に入ろうとしたら、さっき指さしていたオニイサン、実はモトラに乗っていたのがおっさんだったと分り、なんかショックを隠し切れないような顔をして固まっていました。
すまん、期待?を裏切ってしまったようだ。(笑)
さて気を取り直し、次なる難所の広島峠へとモトラを走らせることにする。 途中の風景は、まさにこれぞ北海道というくらいの風景に大満足。
50ccでトコトコ走るツーリングも悪くは無いぞ(平坦の道だったら)と自己満足走ってたら、いよいよ広島峠にさしかかり、にわかに思いついた技を早速試してみることとする。
その技とはモトラの特徴的装備、副変速機なるものである。
但し走行中は操作できないのが欠点で、まずは一旦停止してレバーを低速側に移し替え、いざスタート。 ん?、エンジンの回転は美笛の時よりは上がっているけど、なんかスピードに伸びが無いじゃないか・・・と。 これには二度目のがっくりでした。
やはりモトラの副変速機は脱出型というか、わずかな距離の為の装備なんだと理解し、こうなったら、全て坂道は高速ギアで登りきってやると心に誓い、いつもの全開走行を繰り返す事となった。
この後、結局低速サブギアを一般道では二度と使うことはなかった。 つまり私としては、このツーリング状態ではたいした貢献は無かった訳です。(ガックリ)
昼頃には天気もすっかり上がり、まさにツーリング日和。 喜茂別の街を駆け抜け、真狩村に到着したのが13時。 すぐさま有名人の像「細川たかしの像」を探すこと1分。 やはり村だけあってそんな広くもなく分りやすいのを実感。 街中の公園の中の一角に其れはあった。 近ずくとやはり「細川たかし」だーと感心。 、マイクを片手に歌っているポーズはしているが、スイッチが壊れている旨の看板を発見。 壊れていてはしょうがないし、まっ・・・こんなものか・・・と、あっさり納得。
さて次はと、キャンプ場を探すこととなるが、近場の「青少年の森パーキング」というのを見つけ、今晩はここに泊まることにする。
芝生張りでこじんまりとしているものの、まわりはファミィリーキャンパーのみ。 たまにはこんなのも我慢(にぎやか過ぎる為)と、まずはテントとタープを張ることとする。 芝生の上はいつものことながら、テントの設営も楽々であっという間に終了。 ほどなくタオルと替え着を前カゴに入れて、真狩温泉に行く。 真狩温泉は今会の北海道ツーリングでは、最初の温泉となった。 この真狩温泉の露天はまさに絶景で、湯に浸かりながら、蝦夷冨士の羊蹄山を観ながらの入浴は、峠の登りのストレスを取り除いてくれました。 あ〜ぁ、極楽、極楽。
温泉から出て、今晩の食材を買いに近くのJAストアで用を足し、キャンプ場に戻ってはのんびりと真狩の自然を楽しむ。
明日は晴れるといいなぁ〜。
8月12日
夜中に弱めの雨が降ってきたのは分っていたが、早朝からかなりの大雨となる。
こんなに雨が強いと食事の準備も出来る訳もなく、昨日JAから買ってきておいたパンとコーヒーだけで朝食とする。
まわりのキャンパーもいっこうに止む様子もない雨に、撤収組もちらほら見え出し、私もそろそろ撤収の作業に入ることとした。
昨日はこんなこともあろうかと、タープの下にテントを張っていたので、大事なテントの撤収はそんな難儀なものではなかった。、
8時半、まずは雨の真狩村を後に、R230にて洞爺湖を目指す。
久しぶりに本格的な雨の中、電気系トラブルを一番危惧していたにもかかわらず、鉄馬モトラは雨による水冷のお陰か、気温の低さが幸いしてか、あいかわらずのパワー感であるものの、いたって快調。
洞爺湖に着いたのが10時前。 雨は降ったり止んだりの相変わらずの様子、
テレビでの報道を知るかぎり噴火の状況も沈静化しているし、もしかして湖畔を一周出来るかと思っていたが、2〜3日前からの雨の為に通行止めとの事。 やむなく引き返して洞爺湖をほぼ一周した後、壮瞥から再び美笛峠を目指す。 40分も走っただろうか、見慣れた国道であるR276に再び合流し、モトラにとっては難所の美笛峠を今度は逆に登ることとなった。 登っていて気ずいたのは、今回の方が登坂速度に伸びがあったようだ。 僅かな傾斜の違いを体感出来る程、50ccはシビアなもんだとよく分った。 他の重量級鉄馬では、感じることの出来ない世界であることを再認識。
この頃からすでに廉価な方法にて、モトラパワーアップ作戦の想いが芽生えてきた。
ほどなく支笏湖に到着したころには、小雨程度に落ち着き、千歳市まで走りきることとする。
千歳には11時半頃に到着。 ここで合羽を脱いでは、川越の兄者氏からのお薦めのラーメン店を探すこととする。
あっさりと駐車場は確認出来たが、肝心の店が判かりずらく、まずは諦めて帰りにでもまた探すこととした。
ちなみにここのは、「王将」ラーメンといいます。
千歳は以前にも走っているので、サケで有名なカナディアン水車は単に通り抜け、目的地の南幌町を目指す。 R337を北上し、青空に回復してきた長沼町や北広島方向をの〜んびり走っていく。 ここら石狩平野は妙に水田が目立ち、自分の描いている北海道のイメージとはまた違った風景が印象的でもあった。
途中一部R274を走ったが、この道は平坦な国道であるものの、やたらと大型トラックが沢山走っていて、モトラではさすがに歯がたたず、4キロばかりあおられ続けながら走って行きようやく右折することで難を逃れてマイペース。 これでまずは一安心。
もうゴールもまもなくと思いトコトコと走っていたら、南幌の手前5キロ付近でバックミラーに何やら単車が写りだし、みるみる姿が大きくなってくる。 真後ろについてきたところでどんなライダーかと確認したら、何と見覚えのある単車にヘルメットじゃーないか。
偶然遭遇したといえ、何と川越からきている兄者ではないか・・・・。 ラーメン屋を教えてくれた彼ではあるが、お互い何の連絡もしないでゴールが一緒とはめったにあることじゃない。 聞くと彼も前方に何やら走っているのを認識、最初はリヤカーでも走っているのか、それにしてもなんか荷物が多そうだなーと思ってたらしく、近ずくにつれバイクであることを確認。 その後黄色のモトラであること、ナンバーが秋田市である事を見て、りちゃあど本人であると確信したそうだ。
5分も走っただろうか、二人で目的地の南幌リバーサイドキャンプ場に到着。 そこは夕張川の河川敷を利用した広大な公園であった。
何処にテントを張ろうかと探し回って、ここが良いと決めたのは東屋のある所。 ちょっと風は強いが、雨にあたっても大丈夫だからと決定しようとしていたその時、ここの管理人さんがクラウンで乗りつけ、「さっきからあんたら見ていたし、もっといい場所があるからついて来たら?」とのお誘い。
それじゃーお言葉に甘えてと、二人してまずは管理事務所へと管理人さんへついて行く。
案内されたのは管理棟の脇の炊事場付近。 風は強いものの便利な場所を教えて戴いた。
「荷物を降ろすのも一服してからにしては?」と、コーヒーを出してもらいご馳走になってしまった。
もう何度となく北海道には来ているが、このキャンプ場みたいなところは経験上無いと思った。
気さくな管理人さんのお陰か、よその観光地に隣接しているキャンプ場とは、接遇が違う点に驚かされる。
管理人さんには、南幌の特産品キャベツの事、札幌のベットタウン化してきている事など色々と話して戴きました。
その後二人でテントやタープを設営したあと、まずは温泉と、地元の「南幌温泉」に行くことにする。
さすが盆休み期間中だけあって結構ごったがえしていたが、まあまあの温泉であった。
帰り南幌のJAストアで今晩の食材の準備する。
夜には今回宿泊しない組のクラブ員、札幌のSOME氏や江別の謎の美女ぷーさんが訪れしばし話がはずむ。
久しぶりの対面に話も尽きないくらいの気持ちであったが、彼らも11時もなった頃には帰宅の途につかれ、その後我々も眠ることとする。
8月13日
本日も朝から晴天。 ぶーさんがわざわざ休みをとって、我々と観光案内してくれるという事で、モトラで走る予定だったのを取りやめ、急遽ぷーさんの四輪、まるっきりの観光客と化して、今日一日を過ごすことになった。
出がけに管理人さんの目に止まったのか、「おや?今日はドライブなんだ・?」と見送られ、三人して夕張の黄色いハンカチのロケ地である「思い出広場」に向かうことにした。
盆休み真っ最中の今日は、行き交う車も多くここらでも珍しく渋滞ぎみの様子と、ぷーさんが説明してくれた。
思い出広場まで40分も走ってようやく到着。 たしかに黄色い?(色あせて結構やつれた)ハンカチが風にたなびいている。
まさに映画の中にいるような妙な気分ではある。 長屋の中には撮影に使ったファミリアが飾られ、展示室の壁や天井といわず、黄色い紙にコメントが書き込まれた紙があたり一面に貼り付けられて、観光客の多さに驚いてしまった。
また中には、当時の撮影の際のパネルやセットの展示室など有って、結構楽しめることが出来た。
次はメロン城に行った訳であるが、ここは盆休みでワインの生産工程は見ることが出来なかったけど、隣の土産物屋で歯の浮くような甘さのメロンの乾燥させたものを購入。 でもこれはまずかった。 夕張メロンゼリーの、ゼリーごときの価格の高さに呆れて三人はメロン城を出る。
これで本日の観光は終わりとして、今晩の宴会?の為のジンギスカンの肉を調達しに長沼町の「かねふく」という肉屋さんに車を走らせる。
聞くところによると、ここらでは有名な肉屋さんで、とりわけジンギスカンでは一押しらしい。 その後兄者とぷーさんが絶対行かなくてはという「南幌温泉に再度行くこととする。」
まず温泉に入る前に腹ごしらえと勧められたのが、「名物?キャベツ丼」なるもの。 下に怪しげな画像も載せてますけど、キャベツを油であげただけの定食。 殆んどの人は全部は食べれないという程の定食をいただく。 まずは油が強すぎる点。 またキャベツの量。 これだけのものなんだけど、これが名物らしい。 何とかキャベツの二切れは食べたが、残りはお二人に手伝ってもらった。 温泉の向かい側の敷地にアイス屋さんがあって、ここでも名物?キャベツアイスなるものを売っていた。 でも味はかなり分りずらく、かえってコーンアイスの方が北海道らしく感じたのは、キャベツの味がしなかったからか・・・?
キャンプ場について、富良野から走ってこられたmataさん、夕方になってから札幌のSOMEさん、江別のSさんとすっかり日も落ちかけて暗くなった頃に、SOMEさんのFケン仲間の香さんご夫婦が来てくれました。
香さんのご主人曰く、管理人さんに訊ねようと思ってこう言ったんです。
「初めて会う人達で、顔も名前も分りません。」、「おそらく本州から来ている人達です。」、「オートバイで来ているはずです。」
そしたら管理人さん曰く、「あ〜ぁ、彼らならそこにいるよ!!」と軽く教えてくれ事に、なんでこんなに広いところなのに、一発で管理人さんが分るのかと、私らと管理人さんの関係が不思議でならないと説明してくれました。 確かに言われてみれば、すぐ返答出来ること自体不自然かもしれないと、妙に納得。
地元北海道の方のこだわりの品。 屯田ファームの骨付きソーセージ。 帯広の三方六。 江別のレンガパン。 かねふくのジンギスカン。 南幌のキャベツキムチ。 富良野の生ジュースと札幌ビールの北海道限定品と食べきれない程のキャンプ会となってしまいました。
こだわるだけに、確かに美味しかった。
この夜は満天の星空となり、流れ星もいくつも見えたくらいの澄んだ南幌の夜であった。
前半の雨とは違い、南幌に来てからは晴れづいている。 温度はそこそこあるのだけど、湿度が低くこれぞ北海道の夏を満喫できて良かった。 やはり夏は北海道が一番。
8月14日
本日も晴天。 朝は私が一番早く起きたようで、兄者とmataさんはまだ眠っている。 とりあえず朝食の準備でもしながら、撤収作業を始めていく。 おおまかな所だけやっておけばモトラに積むのも簡単と、いつものように作業は短時間にて終了。 一時間もしてから二人は起床。
軽い朝食を三人でとり、これからの予定を話合う。 まず兄者は、ここ南幌に一ヶ月位はまだ居るという。
mataさんはこれから北上し、稚内方面まで行くようだ。 私は、追分町の赤い向日葵を見て、千歳のラーメンを食べた後、その先は脱線して何処にいくかは決めていないと説明。 10時にmataさん出発。 10時半には私も管理人さんに別れを伝えた後、兄者一人を残し南幌を出る。
帰りはほぼ来た道の逆なんで、気持ちも大分楽ちんムード。 途中ハイジ牧場に立ち寄り、しばし休憩。 この後は追分町の赤い向日葵を探し求めに一気に走る。 追分町の町興しの切り札「赤い向日葵」、なんとやはりキャンプも出来る公園の一角に植えられていた。 思った程の大きさはなく期待はずれではあったものの、まずは納得して追分町を出る。 いよいよ千歳市内にたどり着いた。 例の王将ラーメンの駐車場で立ち止まり、よ〜く探してみたら店を発見。 店内は、昼時を少し過ぎた時間帯も手伝ってか空いている。 兄者に勧められた白味噌の味噌ラーメンを注文する。
たしかにラーメン通の兄者推薦だけあって美味い。 ここの店もまた立ち寄りたい場所に決定。昼食も終え、さてどうしょかと思い悩んだ結果、千歳空港で軽く買物でもするかと決め、R36へ合流。 やはりこの道路は大型トラックやら観光バスやらかなりの交通量である。 モトラもバックミラーを何回となく注視しながらも、必至に千歳空港を目指す。 千歳空港はかなりの帰省客の混雑状態でごったがえしていた。 モトラはとりあえず空港ターミナルの一番端に止め、目立たないような所に駐車して、しばらく空港見物でもするかと中に入る。 2時間もいただろうか、丁度時間も迫ってきたし出発することにして、走っていたらメーターが動いていないのに気が付く。 原因はワイヤー切れであった。 全開しても60キロのモトラとしては、メーターに頼らなくてもとこのまま走りきることにして、苫小牧東港には18時頃に到着。 来た時のように乗船手続きをして船に乗り込み、荷物を降ろしとサンダルに履き替えてからは、再び観光客スタイルとなって、ビール片手にデッキで今回の北海道ツーリングとキャンプの事を想い返す。 これでもう寝たら、秋田には朝着いていることになる。(なんか一日得したような気分) 次回はパワーアップモトラでまた北海道を走ると決めて眠る。
8月15日
朝目覚めると、もう男鹿半島沖に船はきていた。 7時半秋田港入港。
単車は一番最後に出るため少し船内で待たされるが、係員の指示でようやく船外に出る。
まずは秋田に着いたということで、今回のツーリングは終わりとなった。
初めてあったぷーさん、Sさん、香さんご夫婦。楽しいひとときを有難う。
南幌の管理人さん、お世話になりました。
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